夫婦間の一番最初にトラブルになりがちなもの…それは結婚式費用。
結婚は特に新婦側の一大イベントとされ、それに向けしっかり貯金している人も少なくないはず。
しかし、考えていた想定よりはるかに多くのお金が出て行くのも結婚式あるある。
私達夫婦でも、他の人と被らないような式場を選んだばかりに高額な出費になってしまった。
式場選びはほぼ新婦の希望通りになった。前々から憧れていたゲストハウスがあり、式を上げる予定日の1年前に下見に行った。
驚いたことに、その時点ですでに予約がかなり入っていた。
式の日取りとして最適な三連休や土曜日ですら時間いっぱい取られていて、日曜日しか選択肢がないほど。
1年前という早いタイミングと、日曜しか選びようがないことから
式の費用から20万円の割引を入れてあげるということだったから、
悩んだがほぼ即決して式場の世話になることになった。
見積自体も簡単に出してもらっていたが、ほぼ自分達の想定通りの金額で
一年間の貯金予定額があれば十分賄えると判断した。
ネットの中での口コミ評価で最も高額な挙式費用が平均金額として挙げられていたが、
早いタイミングで決めたことや日曜日にしたことが良かったんだなと2人で喜んだ。
結婚式費用にありがちなマジックにその時はまだ気づかないでいた。
ちなみに、予約をする際に結婚式費用のローンの案内がされた。
挙式費用の支払いは挙式当日の1週間前や期日が区切られていて、
さらに、クレジットカードでの支払いは断っていた。
つまり、結婚式で手に入る見込みのご祝儀を当てにした支払いはできないということ。
代わりに、ご祝儀を使って後々支払いを3カ月後まで待ってくれるシステムとして結婚式費用のローンの案内もあった。
10万の借り入れごとに3000円の利息の支払いが必要となるものだったが、
おそらくこれは必要ないだろうとほとんど読み込みもせず放置していた。
挙式の半年前から結婚式当日に向けた打ち合わせが始まった。
そこからわかったことが当初の見積もりは本当に最安の組み合わせばかりだった。
必要最低限の装飾しかない節約しきった値段だった。
食事内容が特に顕著だった。いくつかのグレードで食事が用意されていたが、
見積もり時には見せられなかった食事のサンプルの写真を見ると、
料理の質も量も満足できるものではなく、グレードアップが余儀なくされた。
周囲と比較すると、高齢での結婚だったことから、私達の周りへの見栄もあり、
高級なゲストハウスでの挙式も決めていた。
そんな私達ですから、料理で節約しているのが明らかにわかるような内容だとさすがに、問題だった。
さらに見積もりでは、お色直しがなく、教会の式から披露宴終了までずっと同じドレスを着続けることになっていた。
ドレスもまたちょっと見積もりで取られたグレードでは30代に入ったような女性が着ると浮いて見えるようなデザインだった。
その他諸々料金が加算され結果的に当初の金額より1.5倍に膨らんだ。
ある意味、結婚式費用の見積もりでは当初の金額より遥かに膨らむことが当たり前のことだったらしく、
私達夫婦は知らなかった。それを下調べしていなかったゆえにお金に困ることになった。
そういう悩みを友人に話すとほとんどの友人は式の費用をクレジットカードで支払うことがほとんどでそこで悩んだことは無かった。
高級なゲストハウスを選んだゆえに現金支払いしか認められなかった問題がそこでも見えてきた。
その日までの生活費をとにかくケチり、式場までの交通費も徒歩を使ったりした。
結局当初は、使う見込みもなかった結婚式向けのローンを使って乗り切ることになった。
幸いにして親族から多めにご祝儀もいただけたので式が終わってからの生活に大きな支障はきたしませんでしたが、
私達の新生活に向けての大きな教訓となりました。
見積をもらったからと言ってそれを全面的に信用していては
必ず痛い目にあうというのはこういう痛い目にあわなくては私たちには理解できない概念でした。
幸い、親族から多めにご祝儀もいただけたので、式が終わってからの生活に大きな支障はきたさなかった。
私達は新生活に向けての大きな教訓になった。見積もりをもらっても全面的に信用していては痛い目に合う。
これを経験したおかげで、新婚旅行などでも口コミなど参考にオプションで必要となる費用、
最低限用意されている内容で満足できる下調べをする準備を忘れないようになった。
もっと世の中の常識を身につける必要をその時に二人で実感できたのはかえってよかったのかもしれない。
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