彼氏にお金を貸して超後悔した話
- 2016/10/25
- 恋愛・結婚
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お金をせびるダメ男なのに恋は盲目で…
小さい頃から親に、お金の貸し借りはしてはいけないよって何度も言われてたんだけど、よく意味がわかってなかった。
それを身をもって理解したのは20代の初めの頃で、当時の彼氏にお金を貸してしまってから。
私もそんなに高給取りじゃなかったけど、オシャレに興味があったから流行のものを買うこともあった。
それでも自炊したりして節約しながらコツコツ貯金してた。
彼氏がお金をせびりだしたのは付き合って3か月くらいたってから。
最初は「光熱費が払えない」とか「家賃が払えない」とかまだまともな理由だったんだけど、こっちが麻痺してきた頃からは「ローンが払えない」とか「新しい靴が欲しい」とかいう理由になって、
最後はギャンブルに使うから貸して欲しいと言われるようになった。
借りる理由がギャンブルになってからはもう酷くて、勝ったらまとめて全額返すからとか、そういう夢のようなことを本気で話す彼氏を半ば強引に信用しちゃって、私も「勝ったら返してね」なんて言うようになってしまった。
好きだから、恋人だっていう関係性を崩したくなかったから、彼の言うことを信じたい気持ちがあって、きっと勝って返してくれるんだわ、なんてアホな考えで待ってた。
結局その考えは本当にただアホだっただけで、たとえ少し勝っても返済にあててくれることはなく、ましてや大勝ちなんてすることもなく。
今ならわかるけど、もし大逆転できるくらいギャンブルで大きく勝っても、それをまるごと返済にあててくれるような男ではなかった。
そこに全然気付かなくて、結局ズルズルと長期にわたってお金を貸してしまった。
貯金のほとんどを貸してしまっていた私は、欲しいものも買えず、外食もできず、我慢しながら生活するしかなかった。
でもお金を借りてる側の彼氏は、友達と飲みに行ったり、新しい服を買ったり。
それでいい加減、貸してる側が苦労するのはおかしいと気付いて、まとめて返済を迫った。
そしたら逆ギレ。
ないものはない、返せるわけがないって。
そこで気持ちがスーッと冷めたよね。
でもお金は返してもらわないといけない。
そんな理由だけで仕方なく付き合ってる状態が続いて、毎日お金のことでケンカして、毎日つらかった。
お金の管理をしようと、お給料の金額を聞いても言わない。
小学生のようにお小遣い帳をつけさせようとしても怒るだけ。
とにかくお金の流れを自分でも掴んでなくて、あったらあっただけ使う。
そんな人だから私の貸したお金を返すなんてこともできるわけがなかった。
結婚話でごまかしてくる彼
彼の両親に話そうかってすごく迷ってたけど、そんな彼でも親への体裁は大事だろうと思って黙ってた。
まだ完全に嫌いになれなかったからだと思う。
つくづく自分は甘い人間なんだなと思う。
そんな甘い人間が甘やかしてくれるから居心地が良かったのか、借金返済の言い逃れをしたかったのか、彼からプロポーズされたこともあった。
そんなだらしない彼氏と結婚なんて考えられるわけもなく、話をはぐらかして初めてのプロポーズは終わってしまった。
それでも私の機嫌が少し良くなることに味をしめたのか、何度かプロポーズをしてきて、ご両親に紹介もされてしまった。
生活も安定してきてるし、近々一緒に暮らして1年以内には籍を入れたいんだよねと話した彼氏とそれを喜ぶご両親を見て、もう逃げなければ!と直感で思った。
人からお金を借りられる人は、それが当たり前だと思ってるよね。
誰かがボーナスをもらったら、奢ってくれとか何か買ってくれとか。
それはその人が頑張って働いた証であり、他人にご馳走する義務なんてない。
それがわかってないから他人にたかって断られて憤慨する。
酷かったのは、彼氏の友達のお父様が亡くなって遺産相続した時、
あいつは金持ちになったからなんて言って、それまで割り勘だった食事も支払いを拒否しだしたこと。
お友達のお父様が我が子のために残したお金を、なんでアンタのために使わないといけないの?ということを何度説明しても理解してくれなかった。
その友達がサッと疎遠になったのを見て、私も別れよう!とやっと決心できた。
最後はもう、それまで貸したお金は返してくれなくていい、お願いだから別れてくれと頭を下げて、何ヵ月も揉めたけど、別れられた。
「別れないなら一括でお金を返してくれ、返せないならご両親に相談します!」と言ったのが効いたかもしれない。
彼氏も私のこと「取り立て屋」というくらいお金を返して返してと毎日繰り返したから嫌気がさしたのかも。
結局全額は返してもらえなかった
やっと別れてくれて、せっかく貯めた貯金もなくなったけど、
「もう極端に減ることはないんだな、自分のためにお金を使えるんだな」と思った時は、本当に肩から重たい荷物をおろしたような爽快感だった。
それでも時間がたってから貸したお金を諦めきれず、結局は彼のご両親に半分だけ返してもらった。
ご両親の貯金全額をはたいても私への借金150万円は返せなかったみたい。
考え方は人それぞれ。だけど…
泣きながら頭を下げるご両親の姿を見て、彼氏が心を入れかえたかどうかはそれから会ってないからわからないけど、多分何も変わらずどこかで誰かにお金借りてるんじゃないかな?
20代の女にとって、150万円を勉強代として割りきるのはつらかったけど、その後は誰にも1000円たりとも貸していません。
私は誰にも借りない、貸さないスタンスですと言って生活しても不便はないよ。
むしろそれにケチをつけてくる人はお金を軽く考えてるから危ないと思うよ。
お金のことも含めて自分のことは自分でやらないと。
お金が理由のケンカは、惨めで情けなくてお互いの人格も壊れてしまうから。
考え方は人それぞれだけど、お金が原因で恋人関係が崩れた私は本当にそう思う。
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