<必見>雪国ならではの話。実際にあった雪捨て隣人トラブル
- 2016/11/16
- ママ友
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積雪の多い雪国
雪国にとって、とてつもなく多く積もる雪は、災害と一緒です。私の実家は豪雪地帯で有名な場所で、
毎年、冬になると1メートルを超す積雪に見舞われます。
雪が多い日は、1日に7回ほど雪かきをしなければ間に合いません。1日中、雪かきをしてる日もあります。
「市では、雪対策で、雪を捨てる側溝が設けていますが、その側溝に捨てるだけでは間に合いません。
側溝に捨てても、捨てる雪が多すぎて、溶けた水が道路にはみ出し、冠水することもあります。
雪国に住む人にとって、そういった多くのデメリットをもたらす雪を意識して過ごすことは当然のことです。

1日7回って多い!!でも側溝があるだけいいよ!!都心部では雪捨て場が随所にあるけど、
田舎に近づくにつれて雪を捨てる場所がない、吹雪になったら家から出れなくて仕事や学校に行けないとか普通にあるもんね!!
お金がかかる雪降ろし
雪国には、そういった雪への問題を解決するために、雪下ろし職人がいます。
主に体の不自由な人やお年寄りが利用しており、屋根に上がって雪を降ろすのに抵抗がある人や仕事で忙しい時など、誰でも気軽に雪かきや雪降ろしを頼むことができます。
大体、一人当たり稼働4時間で日当1万円という高額です。我が家の実家では、屋根の雪降ろしを1回するのに3人雇い、
屋根の雪降ろしを1シーズンで3回行うので、毎年9万円ほど雪降ろしにお金がかかっています。
雪国は、雪が降れば、お金が動く場所なのです。
雪とお金のトラブル
積雪が多い時に起こるのが、どこにも雪を捨てる場所がないという困った問題です。
雪国でも、山間部に住んでおり、周りが田畑に囲まれている家は別です。私の実家のように、
商店街で家同士が密集しているような場所は、周りに側溝以外、捨てる場所もなく、雪の始末に困り果てます。
なんせ、雪は重いので、その雪を1メートルほど引きずって側溝まで持っていく作業は大変です。
しかし、周りに側溝しか捨てる場所のない私の実家は、なんとか側溝まで雪を持っていき捨てています。
そんな時、隣人と、雪のトラブルが発生しました。
隣に来ていた雪職人が雪を側溝に持って行かずに、うちの実家の敷地内に雪をバンバン捨てていたのです。
そこは、さっきまで、父親が雪かきをして、綺麗に雪を片づけたばかりの場所でした。それを見た父親はかんかんに怒りだし、隣の雪職人に怒りをぶつけました。
雪職人は「すみません。」と素直に謝り、うちの実家に捨てた雪も片づけてもらいました。
が、後日、再び、同じことが起きました。また、隣の雪職人ですが、違う人です。再び、雪をこちらの敷地内に捨てない様に注意しました。
ところが、次の雪職人は「ここの敷地までは隣の敷地です。私はあなたの敷地に雪は捨てていない。」という主張をしてきたのです。
確かに、隣とうちの敷地の境に捨ててはいるが、その境界は雪が積もっているせいで見えず、曖昧です。
家と家との感覚で、このあたりが境界かなと判断できるくらいですが、そこの境界線すれすれのところに雪を捨てているという主張をしてきたのです。
しかし、雪を多く捨てているせいで、雪の山はすでに崩れており、うちの実家の敷地内に大きな山となって侵入しているのです。
「雪が崩れて、うちの敷地内に入ってますよ。」と言っても、
雪職人は「雪が崩れるのは雪の勝手。私は雪を敷地内に捨てているだけだから問題ない。」と主張してきます。
雪が崩れるのは仕方のないことだから、雪も多いし容認しろと主張してきました。
側溝まで雪を捨てる作業を嫌って、雪職人は楽に雪を片づけるために、こんな主張をしてきたのです。
これでは、いくら雪をかいても片付かず、たまったものではありません。
父親は、その雪職人と口論になり、結局、決着つかないまま、雪職人も途中で仕事を放棄し帰っていきました。
父親は、雪かきしてもその場所に捨てられたのでは雪かきの意味がないと、隣人に相談をして、雪をこちらに向けて捨てない様にお願いしました。
隣人は、何十年も一緒に暮らしているご近所さんなので知れた仲です。すぐに申し訳なかったと、お菓子を持参し、謝りにきました。
ただ、口論になった雪職人ですが、あのまま家に帰ってしまったようで戻ってこなかったようなのですが、お金だけは請求してきたようです。
勝手に仕事を途中で放棄し、ほとんどの雪が片付いていなかったので、隣人はこれを拒否したようですが、
今度は、その雪降ろしへの報酬を払うか払わないべきかで、隣人ともめ出したようです。
結局、隣人はお金を払わなかったようですが、雪職人次第で、お金の問題に巻き込まれるケースがあるので、注意しなければなりません。
雪国での雪のトラブルは日常茶飯事
雪国では、雪とお金が密接に繋がっているため、雪が絡むとお金も絡みます。だから、雪降ろしや雪かきは大変です。
毎年、トラブルなく快適に過ごしたいと思っても、雪かきを頼んだ雪職人が常識に欠ける人なら、
せっかく快適に過ごすために頼んだ雪降ろしも台無しです。隣人とのトラブルに発展し、人間関係がギクシャクしてしまうことも考えられます。
冒頭でも言いましたが、雪国にとって雪は災害です。国から何の補助金も出ない災害なのです。
雪国の人は、毎年、この雪に悩まされています。みんながトラブルを避けたいと思って過ごしていますが、
お金が絡むので、どうしても意見の行き違いが出てトラブルに発展しやすいです。
また冬が近づいてきました。
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